福岡に引っ越しするなら那珂川町がお勧めな理由
転居者向け情報
新スタートの季節ということで、お引っ越しを考えてるかたに向けて書いてみたいと思います。
福岡市に転居しようとお考えなら、隣に位置するわが那珂川町もお勧め。手前味噌ですが、よかったら検討してみてください (^^)
自分も20年前くらいに越して来て、事前にもう少し様子がわかったら助かったってところがありましたので、ちょっとかいつまんでご案内してみます。
この町に住むのにむちゃくちゃお勧めなのは、勤務先が博多の人。
町の北東部にある博多南(はかたみなみ)駅は、博多までたったのひと駅・直通です。時間にして10分、費用は片道290円。始発で、しかもゆったり座れる新幹線ですから、通勤も苦になりません。
町内の家賃相場は福岡市内よりもかなりリーズナブルなはず。駅周辺には、三から四階建の賃貸物件も豊富。スーパーやドラッグストアが集中しているので、買い物にも困りません。若いご夫婦が多く、小さい子をたくさん見かける賑やかさも嬉しい。小さな公園や病院もありますので、子育て中でも安心です。
ちょっと気をつけたいのは、駅周辺は町はずれにあたるため、学校までにやや距離があります。子育て中の方は、安徳小学校が安徳北小学校になりますので、地図で確認してみてください。中学校は那珂川中学校の学区ですが、これはけっこう遠くなります。自転車通学も無いらしいです。
さて、住まいが落ち着いたらいろいろな手続きをしなければなりません。町役場までは駅からコミュニティバスが出ています。一部の書類は駅の中にある出張所でも対応してくれます。
普段の買い物には困りませんが、休みの日に軽く買い物レジャーという場合はお隣の春日市のフォレストシティに行きましょう。ユニクロやしまむら、ABCマートといった定番チェーンや、家電量販店やホームセンターが集まっています。飲食店も多い。
町内でしたら、イチョウ通りでママ友たちがランチしています。お惣菜が食べ放題の「たんとたんと」はコラーゲンメインで人気らしいです。
本格的に洋服などを買いたい場合は、やはり博多。冒頭書いた博多南線を利用することになりますが、本数が限られていますから、時刻表を確認してから計画的に。
博多駅は最近大幅にリニューアルされて博多シティになりました。阪急が入っていますので、たいていの買い物は間に合うと思います。なんと一部の階には東急ハンズも。
博多駅まで行くと、交通センタービルには紀伊国屋書店がありますし、キャナルシティ博多にも歩いて10分ほどです。
買い物の上でも便利になった博多ですが、もともとはビジネス街という性格が強いです。県外で暮らしていると福岡の中心は博多、というイメージが強いですよね。でも消費の中心地区は博多からはちょっと離れているんです。三越やPARCO、大丸、地元の岩田屋やVIVRE、IMS(イムズ)といった大規模店が集まっているのはそちらの天神と呼ばれるところ。残念ながら、那珂川町からの公共交通のアクセスはいまいちです。駅前からは時たま直通バスがある程度。しかもくねくねと曲がりつつ走るので、小一時間かかります。西鉄大橋駅まで
の便はたくさんあるので、そこから電車に乗り換えて天神駅に行く、あるいは博多から地下鉄で行ったほうが早いかも。車があれば30分くらいで着きます。
手軽な気晴らしには音楽やdvd、本だと思います。レンタルならイチョウ通りにGEOがあります。それから町立の図書館、ミリカローデンも気軽に利用しましょう。広域利用ができるので、近隣の自治体の図書館も利用できます。お隣の春日市の図書館は町の図書館より蔵書が多いです。福岡市内にはいくつも図書館があります。かなり遠いですが、百道(ももち)にある総合図書館に行くとかなりの本や映像資料があります。
駅周辺はもともと田畑だったので平地ですが、那珂川町の南のほうの大半は山で、そこから町の名前になっている那珂川が流れています。源流の山あいは筑紫耶馬渓(ちくしやばけい)と呼ばれる渓流で、山と水が織りなす空気が、特に夏は気持ちがいいです。
川沿いに走る国道385号線を南下していくと中ノ島公園があり、毎年梅雨入り前の時期は蛍見物で賑わいます。付近には工芸作家の工房がいくつか点在しています。
川の途中、伏見神社があるあたりから、裂田の溝(さくたのうなで)と呼ばれる用水路が引かれているのですが、これは何とあの日本書紀にも記されている水路で、雷によって巨岩を砕いて通されたと言われています。今も現役の古代水路、歴史的にも魅力がありますが、何と言ってもこのあたりに広がる田園地帯の景色はのどかで、とっても気持ちがいいところです。
暮らし、自然、歴史、どれも手頃に魅力なわが那珂川町、福岡に転居の際はぜひご検討ください。
もしご質問があればコメントください。
いち住民に過ぎませんが、わかる範囲でお答えします。
(この記事は多分にわたしの主観に基づいてますので、そのようなものとしてご理解くださいね。)