おなじみの裂田の溝(さくたのうなで)にやってきました。
何度も歩いているはずなのに、
先日、初めて気づいたものがあったんです。
裂田の溝は、那珂川の水をひく水路。
清々しい流れで、何度歩いても飽きません。
その昔、神功(じんぐう)皇后が武内宿禰(たけのうちのすくね)に命じて造らせた、
と伝えられています。
何年か前に整備された時、こんな(↓)東屋が出来ました。
この裂田の溝の話は日本書紀に出てくるそうですが、
昔すぎて、皇后の実在はほんとのとこ定かではないらしい。
伝説自体も、雷で水路を開いたり、神々をともなって半島に攻め入ったとか
かなり神憑っているんです。
ま、古代ロマンってとこですね(^^)
でも、ここもそうですが、福岡にはあちこちに、ゆかりの場所がたくさんあるんです。
で、説明板をよくみたら、この公園もただの休憩所ってわけじゃなかった!
解説には、
北側の少し離れた水田の中には、皇后が溝の開削を祈願した場所と地元で言い伝えられている舟形の石(「御立石(おたちいし)」別名「ツキガタ石」)がありました。
と書いてあります。
で、右下の方、あぜ道に横たわるその石の写真があって、
現在はこの公園内に移設されています
と、さらりと併記されています。
え・・・?
もしかしてこれ、ですか?
言い伝えどおりなら、この上に伝説の神功皇后がお立ちになったというわけですよね、
何気にすごいものだと思いますが、
言われなきゃ気づかない、
もうちょっと大事にしてはいかがかと(^^;)
ごらんのとおり、公園の片隅にただ置いてある、、、
どう見るのかな、
上から見たら、満月と半月の間くらいの形のようにも見えるし、
横から見たら、三日月のように見えなくもない、
・・・どちらにしてもちょっと苦しいかな
御立石がどこにあったかはっきりしないけど、公園の北側の風景。
シラサギがいっぱい♪
皇后もこんな風景の中で祈願したんでしょうかね(^^)
コメント
こんばんは!
そういう石があるとは知っていましたが、まさかこんなところにあったとは!
2、3回は行ったのに気が付きませんでした(><)
すごいものがたくさんあるのだから、もうちょっと町には守るために頑張って頂きたいですね!
そうなのですよ、私もこの前初めて気づいて、置かれてる様子の、あまりの素っ気なさに驚きました。
予算の関係とか、場所によっては地権者のご意向などもあるんでしょうけど、掘り起こしがいのある観光資源がたくさん埋もれていそうですよね(^^;)
おなじみの場所♪
御立石。。真上からの形も見て見たかったなぁ〜♪
なかなかの云われなのに、普通にあるのが笑っちゃいますね!
でも、その云われに思いを馳せてその溝のできた頃を考えると、ただの公園じゃなくなりますね〜(=^_^=)
そうなんです。
「ん、これかい??」
って感じでクスっとしちゃいましたよ(^^;)
そういう経験が多すぎて、だんだんとマヒしてきます。
あー、みんなマヒしてるからこんな扱いなのかなぁ、、