赤い煉瓦の担うもの


いつもは神社や古墳ばかり回ってますが、
この日は珍しく・・・


大刀洗(たちあらい)にある今村教会堂。
赤煉瓦の名建築として、知る人ぞ知る教会だそうです。

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広々とした田園風景の一角に集落があり、
その中に守られているように鎮座しています。

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正直、この場所にこんな本格的な教会があるなんてびっくり。

しかも竣工は1913年?
もうじき100年じゃありませんか、、、

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驚きはまだまだ。

この地域のキリスト教信仰は何と戦国時代に始まり、
江戸時代には禁令を破って信仰を守ってきた歴史があるんだそうです。

それって、、隠れ切支丹ですよね。

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隠れキリシタンといえば長崎のイメージで、入り組んだ海岸の岩場や、岩山の奥で秘密の符牒をめぐらせて祈ってるという感じだったんですが・・・何かの番組とかで見たんだろうね(^^;)・・・こんなだだっぴろい平地の真ん中では隠れるところも無さそうで、当時の人たちがどんな状況で信仰を守り通したんだろう、と思わずにはいられません、、、

設計は鉄川与助、九州の教会をたくさん手がけた人だそうです。

立てられていた解説板によると、このあたりの地盤は弱くて、こんなに大きくて重い建物を建てるのはたいへんだったみたい。
しかも当時としては珍しい洋風建築ですからね・・・

ところで、赤煉瓦といえば先日リニューアルオープンした東京駅が有名ですが、出来たのは1914年だそうですからほぼ同時期、てかこちらのほうが古いくらいです。
新生明治の国威発揚を謳った東京駅と、過去の殉教を鎮める今村教会、赤煉瓦が担ったものもずいぶん違いますね。

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重厚な建物ですが威容という感じではなく、敷地には走り回る子どもたちの姿もあって、荘厳というよりはむしろあたたかい感じを受けました。
周囲の人たちの暮らしに自然に息づいているから、なのかな。

それだけに、信者でもない者(=自分)が物見遊山でうろうろしててはかえって申し訳ない、そんな気持ちに自然になりました。

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コメント

  1. maria より:

    こんばんは、あっとさん.
    あっとさんが触れていらっしゃる長崎の隠れキリシタンは多少本を読んでいるのですが、
    福岡にも、というのは知りませんでした.明治になって、ようやく許された建築は、
    信者さんもさぞ喜ばれたことでしょうね.あたたかで穏やかに「生きている」教会なのかな、と思いました.

    • at より:

      mariaさん、こんにちは(*^^*)
      私も長崎というイメージがありました。また、漠然ともっていたイメージもちまたに流れているステレオタイプなイメージ以上のものがなくて、今回は認識をあらたにさせられました(^^;)
      築造にあたっては信徒の方々の奉仕もあったそうですが、その人々の子孫に今もまもられているのでしょうから、まさにおっしゃるとおりの「生きた」教会なんだろうと思います。
      目に見えるかたちで心のよりどころがあるって、いいことかも知れませんね。

  2. NACHIKO より:

    あっちゃん、こんばんは☆赤煉瓦の教会って素敵ですね~☆私が子供の時に住んでいた函館は教会の素敵な街で家が教会のすぐそばにあったの。今では観光スポットになってしまって昔のような静けさは失われてしまってますけど・・私は教会の建物になぜかとても惹かれます。その時代の人達の信仰に対するひたむきな強い想いも伝わってくるような感じがしますね。たまには教会の紹介もいいですね~(*^-^*)

    • at より:

      なちこさん、こんにちは♪
      さっきは失礼しました、、、(^^;)

      函館は煉瓦や教会のイメージがありますね〜。素敵な街での子ども時代、うらやましいです♪
      観光名所化してしまうと、何だかちょっとおかしな方へずれていってしまうことも多いですよね。
      こちらの教会も、今ぐらいの知名度のほうがかえっていいのかな〜。
      ここにこういう歴史があったということはもっと知られてもいいような気がしますけど、私みたいなのが大挙してもご迷惑でしょうから・・・(^^;)

      いつもコメント、ありがとうございます!

  3. 星華 より:

    こんばんは(^_^)
    私も教会は長崎!というイメージがあるので、まさか福岡にこんな立派な教会があるなんて・・・という感じで驚いています。
    よく神社の境内で遊ぶ子どもは見かけますが、教会の敷地内で遊ぶっていうのはなんだかオシャレですよね~

    • at より:

      星華さん、こんにちは〜(^^)
      いつもご覧くださって、どうもありがとうございます!

      ねー、びっくりですよね。町内じゃないにしてもちょっとドヤ顔になりそうです(って、自分は関係ないんだけど・笑)

      神社の境内で遊ぶって純和風な風景ですね♪
      教会の場合は内と外がはっきり分かれているので、遊ぶ身になると、木も多い神社のほうが面白いかも知れませんが、、、あー、でも今はそういう風に遊ぶ子も少ないのかな(^^;)

  4. あっとさん、こんばんは!
    住宅街の一角にある感じですが
    立派な教会ですね~!!
    中には入れなかったのかな?

    • at より:

      けいこさん、こんにちは(^^)
      コメントありがとうございます♪

      さすが鋭い! 中にも入れていただきましたよ、、、って勝手にお邪魔したんですけどね(^^;)
      撮影禁止って大きく書いてあったので、撮るのはやめておきました。信徒さんたちにとってたいせつな空間なんでしょうからね〜、見物気分で紹介するのはちょっとアレかと (^^;)

      ピッカピカに磨かれた床にステンドグラスの鮮やかな色が映り込む、なんとも心鎮まる空間でした。
      思い出しても癒される〜(^^)/

  5. かおたん より:

    なんだか建物だけ見ると日本じゃないような気さえしますね〜!東京駅と同じ頃〜。流行りだったのかしら?横浜の赤煉瓦倉庫はいつの頃かしら?
    最後の写真を見ると案外違和感なく街中で馴染んでいる感じなんですね。周りの風景と見るのと、建物だけ見るのとで随分イメージが違うものですね〜。
    たまにはこんな洋風のものに着目するのも新鮮でなかなかいいもんですね♪

    • at より:

      そうですよね、全国に赤煉瓦の建造物、たくさん残っていて、往時の雰囲気をしのばせてくれますよね。いいものです。
      横浜の倉庫は特に有名ですよね。それに立派な洋館もたくさんありそう♪

      地図を写真表示にしていただいてもわかるのですが、ここは田園地帯のなかに集落が島のようにある感じなんです。うん、周りもきちんと撮ったほうがそのあたりの雰囲気をお伝えできたなぁ、って反省です。
      いい感じの規模で、この鉄川氏という人の各地に残る教会を、機会があれば見て回りたくなってしまいましたよ(^^)