久留米の謎多き社、高良大社の四回目です。
大社というだけあって、摂社・末社もいくつか。
今回は本殿の奥にあったお社を見てみます。
前回の神輿が納めてあった建物の、向かって右側に並んでいます。
こちらの小さな祠は恵比須様だそうです。
恵比須社、の前についてる「市」ってなんだろ・・・?
筑後地方最古の歴史を持つ「府中(御井町)の市」の神として、とあります。
高良大社から見渡せるあたりが御井町ていうらしいので、そこに立つ市を守護してるってことですかね。ちょうどそこは久留米の中心部ですから、まさに筑後経済の中心を、この小さな恵比須様が守ってくれてるってことかな♪
欠けてしまってるのが残念。
夫婦恵比寿と紹介してるblogさんもありました。
男女像なのかどうか見た感じではわかりませんが、いい感じの造形で対になってますね。
隣にあるのは印鑰(いんにゃく)神社。
・・・鑰、こんな字初めて見ましたよ(^^;)
御祭神は武内宿禰(たけのうちのすくね)。
高良大社の主祭神は実は武内宿禰という説もあるようですが、こちらの末社としてしっかりと名が記されているんですね。
「印鑰神社」で検索すると、熊本の八代市のお社が出てきます。
そちらの御祭神は武内宿禰ではなく、なんとその第三子の石川宿禰(いしかわのすくね)。
その石川宿禰、蘇我石川(そがのいしかわ)とも呼ばれ、蘇我氏の祖とされているそうです。
はい〜、いただきました、蘇我氏!
知ってる人には常識なのかも知れないけど、これはあっと的にはかなりトピック度高いです。
しかも、これによれば蘇我氏は武内宿禰の末裔ってことになるんですねぇ〜。
またまた広がって行きそうな予感。
なぜ高良山と八代の印鑰神社で御祭神が微妙に違ってるのかも気になりますが・・・
前後しますが、印鑰、って何? って話をさきほどのwikipediaから。
神社名の「印鑰」は、律令制において令制国の国庁が朝廷から預かった「公印」(印)と、正倉の「鍵」(鑰)を意味している。これらの印と鍵は大変重要であり、天皇の名代とも考えられたので、平時は別殿に厳重に保管され大切に祀られていたという。このことが、印鑰神社のはじまりと言われている。
なるほど、鑰て鍵のことなんですね!
ちなみに今度のiPhone5Sでは、印(指紋)が鍵にもなってるみたい。使ってないけど(^^;)
コメント
いくつも神社が混在してますね〜!
たくさんの神様がいるような、いや同じ人を祀ってたり、あちこちの神社の繋がりが面白いですね。
言われも気になりますが、こんなにたくさんの神社に触れると、わけわからなくなってくる〜^_^;
単純に趣や雰囲気を楽しませていただこうと思います〜(*^^*)
すみませんお社ばかりで(^^;)
どうしてもこの辺りの神サマネットワークが気になって、その興味で次々に神社をまわってしまってるとこがあると、自分でも感じてます。
おかげで、そもそもの方針である「地元の何気ない散歩記録」のほうがすっかりおろそかに、、、(^^;) 気づいてみれば秋も深まって、たくさんの景色を撮り逃してしまった・・・
初心に返らねば、と思いつつも、まだストックが(´⊆`*)ゞテヘヘ.
おつきあい、ありがとうね。無理なくお願いします(^^;)