織幡神社-2〜寿命300終焉の宮

神社

那珂川町内の現人神社にも祀られている住吉三神、
福岡市内宗像市内の鐘崎にある、こちら織幡神社にも、その名前がありました。

こちらの主祭神は武内宿禰(たけのうちのすくね)。
五代の天皇に仕えた寿命300歳とも言われる伝奇的人物です。

本殿と拝殿の他にもちょっと記憶しておきたいことがあったので続けます。

20130303-141737.jpg

まずはこちら、本殿の隣にあった古びた建物。
軒下の左のほうに絵馬堂とあります。

中は物置のようになっていて、暗かったり物があったり。
確かに大きな絵がかけてあったのですが、何がテーマの絵なのかよくわかりませんでした。
残念・・・。

絵馬堂がこんな感じということは、リニューアル前は拝殿なども含めて、全体的にこんな古びた風だったんだろうと想像します。

20130303-141803.jpg

絵馬堂の脇にあった間道。

微妙なカーブに誘われて入ってみると、、、

20130303-141818.jpg

いいね〜(^^)

前回見ていただいた鐘崎漁港の眺望とは逆側になります。
下のほう、枯れ葉の際はすぐ崖でした(^^;)

20130303-141846.jpg

特に気になったのはこちら。
いかにもいわくありげでしょ?(^^)

20130303-141901.jpg

沓塚。あんまり使わない字だけど、くつづか、って読むんでしょうね。
こちらの主祭神・武内宿禰が、沓を残して亡くなったことにちなんだ塚だそう。

宿禰は「我死なば神霊は必ずやこの地に安ずべし。」と伝え、境内に沓を残して昇天したと伝えられ、境内に「沓塚」が残る。そして異国から「海北道」を護るため、宿禰の霊をここに祀ったという。

武内宿禰がいかにこの地を重視していたかが伺われるエピソードです。

20130303-141924.jpg

え〜と、書いてある内容をざっくり言いますと・・・

ここ鐘崎沖には海外から運ばれた釣り鐘が沈んでいるという話が伝わっていて、時代時代の有力者が引き上げを企図したけどどれも失敗。
山本菊次郎なる人もその一人で、大正八年、遂につり上げたと思ったらこの巨石だった(TT)

でもって、いろんなとこでこういう伝説があるかも知れないけど、ここのは特に有名だよ〜・・・

ちょっと自慢げですが、地名にもなってるくらいですからね ヾ(^▽^*)ヨシヨシ

20130303-141943.jpg

鐘崎は古くから海女さんが活躍していたって話、昨日も少し書きましたが、それにちなんだ像までありました。

さきほどの巨石、海女像、ともに山を下りて来た、一の鳥居の近くにあります。

ところで、これを書くのにいろいろ見てたら、この織幡神社の神官はなんと壱岐真根子(いきのまねこ)の末裔と言われてるそうです。
壱岐真根子はこのお社の主祭神・武内宿禰の身代わりになって亡くなったと伝えられていて、二人の関係がまた気になるところですが、ともかくここが大昔の地政学上の一大重要地点と見なされていたという感じがひしひしです。

芋づる的に興味が広がるのが楽しい♪
でもいちどにやるとこんがらかってしまうので、のんびりいきま〜す。
そもそも名前の読み方が難しいし、、、(^^;)

織幡神社-1
鐘崎漁港の端から突き出た岬の先に、小高い山があります。 海面からにょきっと突き出た感じでちょっと特徴的。 その山のふもとにあるのが、こちらの織幡(おりはた)神社。

コメント

  1. Yutaka-S より:

    こんばんわぁ(^^)

    遊べるところが多いんですね、那珂川界隈は。

    もしかして、あっとさんもこの那珂川で遊べてハッピーかもね(^^)

    僕も、いつかは行ってみたいですね。でも行くとなると1日じゃ、足りないような・・・・(汗)

    大勢で行ければよいなぁ。

    • at より:

      ゆたかさん、こんばんは(^^)
      ご訪問&コメントどうもありがとうございます!

      えへへ、ここは町内じゃないんですよ。車で行きました。
      このごろ神社たどりがこうじて、晴れてるとあちこち訪ね歩きたくなってしまってます(^^)

      まぁその〜、、、とりたてて何てことも無いようなところもたくさん書いているので、盛りだくさんに見えてるのかも知れません(^^;)
      もし福岡にいらしたら、もっと見といていただきたいもの、たくさんありそうです。
      そういう意味では、このblogはかなりマニア&上級者向けなのかも〜www

      私もまたお邪魔しますね♪

  2. セッポン より:

    色々とありますねぇ~どんどん繋がって尽きませんね(笑)

    釣鐘は本当に沈んでるんでしょうか…

    現代の技術で調査したら分かるんでしょうが、

    それではロマンが無くなりますね(笑)

    • at より:

      セッポンさん、こんばんは。

      またまたご訪問、どうもありがとうございます。

      以前、やはり武内宿禰が祀られていた武内大神の時もコメントくださいましたよね(^^) 
      どんどんつながっちゃって、こんがらがって来そうです(^^;)
      久留米の高良大社の主祭神は武内宿禰だという説もあるようで、ぜひ一度訪ねてみたいと思ってます。

      わはは、そうですよねー、
      なんちゃら探知機でやれば一発ぽい。
      ホントに出て来たら面白そうですが、そっとしておくのもいいですね♪

  3. かおたん より:

    へぇ〜、ふぅ〜ん、色々ホントに芋づる式に興味広がる〜(笑)
    壱岐まねこ?うちの主人の壱岐と関係あるよね〜?
    昔の人が釣鐘探して、その釣鐘型の大石、正にそれなんじゃないかしらって思っちゃうけど、本当の釣鐘もまだあるんだろうか?
    古ぼけた絵馬堂^_^;ずいぶんショボくて笑っちゃいけないけど(^m^ )
    色んな神社、紹介していただいて楽しく拝見しています〜(^ー^)ノ

    • at より:

      うんうん、壱岐真根子、大アリだと思いますよ。
      これ見て壱岐に行きたくなりました!
      半島との交流もあるし、かなり気になってます。

      石ね、ほんと自分もそう思いました。
      伝説ですから、釣り鐘をつり上げたら大石に変わった、とかでもけっこう不思議ロマンて言えそうですよね(^^)

      このごろ神社ばっかり続いてしまって、おつきあいいただいてるのがちょっと申し訳なく思ってます(^^;) どうぞ興味のあるとこだけ、かいつまんでくださいね(^^)ノシ