日本では最も早い時期の総・鉄筋
コンクリートのビルで、現代建築に
かなり近い意匠が特徴です。
古い建物が並ぶ「若松バンド」の
建築の種類に、厚みを増す建物。
散策の際は立ち寄らないと損かも。
ビルの上には巨大な若戸大橋が
さしかかる珍しいロケーションで、
海沿いには遊歩道が整備され、
歩きやすいです。
今回はこの杤木ビルについて、
レトロ建築好きの“そぞリスト” at(あっと)が、
などを画像付きでレポートしました。
ちょっと見ではどこにでもありそうな
古いビルですが、読んでいただくと
見どころをご理解いただけるかと
思います。
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杤木ビルが尖ってる! 見どころ
杤木ビルの読み方は「とちき」ビル。
1920年(大正9年)に建てられました。
全てが鉄筋コンクリート(RC)造のオフィスで、
当時まだ珍しい、先進的なビルでした。
ちなみに日本最初の総RCビルは端島(はしま)、
いわゆる軍艦島に建てられた鉱員住宅で、
1916年のことです。
杤木ビルはそのわずか4年後にできており、
半地下を設けて浄化槽を備え、水洗トイレも
採用しています。
他方、同じ若松バンド内にある
旧古河鉱業若松ビルは1919年完成で、
杤木ビルとほぼ同時期の建物です。

装飾的で華やかな旧古河鉱業ビルと、この
杤木ビルのキュービックなモダンスタイルは
好対照ですよね。
当時はむしろ、杤木ビルのほうが“尖った”
デザインだったのかも知れません。
設計者は松田昌平。
門司港レトロの旧門司三井倶楽部の設計者でも
あります。
これもずいぶん印象が違います。
杤木ビルのネットの口コミ

朽木(くちき)じゃなくて杤木(とちき)が正解。

高さと幅で言うと幅の長さのほうが短い。当時としては珍しかったと思う。

杤木ビル、中も見てみたいな。

ひし形の装飾にほんのりレトロ感があって可愛い。

若戸大橋ができるのを、下からずっと見守ってきたビルなんだよな。
*SNSを参考に私がアレンジさせていただきました。
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杤木ビルの場所と駐車場
杤木ビルの場所と行き方
杤木ビルの所在地(住所)は、
福岡県北九州市若松区本町1-15-10
地図で示すと場所はここ。
次のリンクはあなたの現在地からの
行き方をgoogleMapsで示します。
*位置情報を有効にしてください。
→ 現在地から杤木ビルへの経路を表示する
杤木ビルの駐車場と駐車料金
杤木ビルは一般の雑居ビルで、
観光用の駐車場はないのでは、
と思います。
土日なら若松区役所の駐車場が
無料解放されています。
9時から21時まで開いているので、
付近の散策にも夜景を楽しむにも便利。
→ 現在地から若松区役所駐車場への経路を表示する
*位置情報を有効にしてください。
平日ならこちらの有料駐車場がよさそう。
60分100円です。
→ 現在地から若松バンドの駐車場への経路を表示する
*位置情報を有効にしてください。
杤木ビルの観覧料金はいくら?
外観のみの観覧になります。
もちろん無料です。
杤木ビルの開館時間と休館日
現在は一般の雑居ビルになっています。
観光客がビル内に入ることはできません。
杤木ビルの周辺のドライブスポット
海沿いの若松バンドにはいろいろな
レトロビルが立ち並んでいます。
ちょうど杤木ビルの上を通っている
若戸大橋の迫力も味わいながら、
一帯を散策すると楽しいです。

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杤木ビル まとめ
杤木ビルの見どころ
当時は先進的だった全RC造のビル。
ほぼ同時期に作られた旧古河鉱業若松ビルが
若松バンド内にある。
デザインの捉え方の違いが好対照。
杤木ビルの場所
福岡県北九州市若松区本町1-15-10
杤木ビルの駐車場
土日であれば若松区役所の
駐車場が解放されています。
杤木ビルの観覧料金
外観のみの観覧。無料。
杤木ビルの開館時間
一般の雑居ビルになっています。
観光客が中に入ることはできません。
杤木ビルの休館日
上に同じです。
杤木ビルのサイト
→若松南海岸(北九州市)(別タブで開きます)
記載した情報は訪問時のものです。
公開してから時間がたっている場合
変更されている可能性もありますので
その点どうぞご了承ください。
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